2023/11/13

念願


昨日はName the Nightで麦ノ秋音楽祭2023#Seeds
@東松山 COEDOクラフトビール醸造所、でした






おそらく昨日は僕の人生でも、
忘れられない日になる事は確実だなと思ってます。


昨日を迎えるにあたってを振り返ると…。


僕は27歳で当時やっていたバンドを脱退してから今まで、
「自身のバンド」というものでは活動せずに、
いわゆるスタジオミュージシャンやサポートミュージシャン、
そしてレッスン業やここ数年はYouTube等で
音楽活動をし家族を養い生計を立てています。


20代の頃、関西在住で寝る間を惜しんで死ぬ気で
生活の全てをバンド中心にして送っていたおかげか
メジャーデビューをすることが出来たものの、
びっくりするくらい全く売れず…。


人生最大の挫折を味わったものの結果的に、
「バンドで自分が出来る事はやり切った!」
思う事が出来たので、
一人のベーシストとして勝負しよう!」
と決意して上京したのが2008年。


と同時に「もうバンドをすることはないやろうな」
とも思っていました。


それから周りの関わってくださる皆さんのおかげもあり、
ベーシストとして音楽でご飯を食べていけるようになり、
日々がむしゃらに活動をしていたのですが、
その考えに変化があったのがコロナ禍でした。


ライブが無くなり全ての現場がストップ、
レッスン等も全く出来ない時期が続き…。


もうバンドをすることはないと思っていたとは言え、
やっぱり心の奥底では、
「もう一度心底自分が楽しめるバンドで音楽をしたい」
とどこかでは思っている自分もいたので、
その想いをやはり大事にしようと決心しまして。


と考えていた矢先、
山森さんから「バンドやらない?」とお誘いを受けて、
このタイミングは逃したくないと思い、
二つ返事で返答したのが今年の春。


山森さんの存在自体は、
それこそ大阪に住んでた時代、
FM802がロッカトレンチを
めちゃくちゃプッシュしてたので、
それで知ってましたが、
実際に知り合ったのは数年前とある現場


その時に同世代という事を差し置いても、
通ってきてる音楽的志向が被りまくってて、
まるで昔からの知り合いのように
すぐに意気投合出来たいきさつがありまして。


畠山さんも上記と同じ理由で昔から存在は知ってましたが、
実際に一緒に仕事をしたのは昨年のとある現場から


山森さんと同じく、まるで昔からの知り合いのように
すぐに意気投合出来たイメージがあります。


そして潔さんはロック史の1ページを
今も更新し続けているバンドのドラマーという事で、
もちろん20年位前から存在は知ってました。


顔合わせのリハーサルで初めましてでしたが、
潔さんの人柄のお陰か、
やはり速攻で意気投合出来たイメージがあります。


こんな素敵で素晴らしいメンバーと
バンドをやって楽しくないわけがないので、
これからどんなバンド人生を歩むことになるのか、
今からワクワクが止まりません。




photo by AZUSA TAKADA


みんなそれぞれの活動もあるので無理はせず、
でもこのメンバーで集まった時は出来る事を最大限全力で、
40代の男子4人で楽しくワイワイとDIYで青春出来れば良いな、
と思ってます。





そして個人的には「全ての夜に名前をつけていく」
というコンセプトがとってもしっくり来ていて。


僕は超夜型人間なので、音楽と向き合うのも夜。


ベースの練習をやってみるものの出来なくて行き詰ったり、
それを経て弾けるようになって喜んだり、
ベースラインを試行錯誤してレコーディングしたり、
かっこいい音楽をネットで探したり。


基本的にはどれも孤独で自身の内面と向き合う作業なので、
そんな夜を経てアウトプットするものが、
だれかの心に届いて心を揺さぶる事が出来れば、
それ以上の嬉しいことはないなと。


ベーシストは聴いてる人の身体を動かすことが
最大の使命だと思っているので、
僕たちのライブで心地よくフロアが揺れる光景を
生み出す事が出来れば
僕の全ての夜にもしっかりと意味が生まれるなと思ってます。


Name the Night、何卒よろしくお願いいたします!


2023.11.13 Release
Name the Night
1st Single 『COASTLINE〜bedroom ver.〜』