昨日は「UNIONE ”THE UNITED TOUR 2019 -REVIVAL-"」
@ヒューリックホール東京、でした。
昨年12月以来のUNIONEのライブ。
今回もベースはもちろん、
バンマスとマニピュレーターで参加させてもらいました。
各地でのツアーを経ての、
バンド編成でのスペシャルなファイナル公演。
ツアーで彼らが積み重ねてきた努力や成果を、
少しでも後押しできるように、
精一杯心をこめて演奏させてもらいました。
ライブの内容もメドレーが2つあったり、
既存曲もアレンジを替えて演奏したりと、
リハに至るまでのデータの下準備が中々大変でしたが、
本番中のメンバーやお客さんの楽しそうな顔を見ていると
その苦労も一瞬でどこかに吹っ飛びました。
今回のバンドメンバーは、
前回に引き続き鍵盤にクレハ、
そして今回初参加のドラムの濱野くんとギターの横山くん。
ツアータイトルと同じく、
最終的にステージ上でバンドも団結できたのでは、
と思うので、3人には感謝しかありません。
そしてUNIONEの5人、リハの合間や休憩時間でも
ふと集まってハーモニーの確認をしたり、
ここはこの方がよくない?と意見を出し合ったりと、
まさに団結するという事はこういう事だな、
と実感させられました。
それでいて5人共にほんとにあたたかくて
それぞれ個性があって素敵なアーティストだと思うので、
また一緒にできる機会がある事を楽しみに、
僕も日々頑張りたいと思います。
記念写真では客席に下りて、お客さんとも団結。
みなさん、ありがとうございました!
今回のメインの相棒は、
LPBカラーのFullertoneの4弦ジャズベ君。
今年になって手に入れたKSD Brooklynに載っている、
AUDERE AUDIOのプリアンプがホントにいい感じで
とても気に入ってしまいまして、
今回、サーキットを載せ替えてみました。
2ボリュームなのか1ボリュームバランサーなのか、
EQの数やノブのカラー等、かなりの選択肢がある中、
今回は1VolBalで3バンドEQの
JZ3 PRO VB-3Bをチョイスしてみました。
AUDEREはハンダ付けや
ボディのザクリ加工がいらないので、DIYでトライ。
装着前はこんな感じ。
まずは、元々のユニットを本体から外して、
ハンダ部分の結線を外します。
Fullertoneに元々ついてる
LINDY FRALINのピックアップはとても親切で、
配線に「これはリアピックアップ用ですよー」とかいう感じの
タグが貼られているので、配線については一切迷う心配なし。
そして、アース線と本体から出ている白と青の線を
付属のギボシで全てまとめてかしめます。
そして、フロント、リア両方のピックアップの配線を
本体の端子に差し込んで、ネジで固定。
仕上げはホントにサイズがギリギリで
若干ハラハラしましたが…、電池をキャビティ内に収納。
そして配線が挟まらないように気をつけて
サーキットを元通り装着して完成です。
ちなみに付属の取り付けスイッチを利用して、
Z-MODEスイッチのプリセットが出来ます。
僕は色々試した結果、1、3、5にプリセットしました。
KSDのベースもそうですが、
基本は5のプリセットで90%くらい演奏してます。
そしてスラップ時は1、ドンシャリにしたいときは3
という感じです。
ちなみに取り付けの作業は、
メーカーHPに手順の動画が載っていたので、
10分かからないくらいで、とっても簡単でした。
出音はというと、今回のリハから本番にかけて、
一度も弾いていてプリアンプを乗せ変えた
違和感を感じなかったというか、
頭の中でこんな音が鳴ってほしいなー、という感じを
ホントに素直に表現してくれて、結果大正解でした。
難点は、電池を交換するたびに
キャビティを開けないといけないことくらいですが、
その労力以上のパフォーマンスを発揮してくれるので、
そのあたりは目をつぶります…
これはサンバーストのFullertone君も乗せ換え決定かな。
と、以上機材系の防備録でした。
昨日は「島爺 ”日本全国ツアー2019 ~三途ノ川~"」
7本目、ツアーファイナル@東京 マイナビBLITZ赤坂、
でした。
2年前、ここから始まったチーム島爺。
ライブ中、ホントに様々な感情が入り混じりまくって
これはちょっと言葉にするのが難しいくらい、
ホントにめちゃくちゃ楽しかったし、
自身が出し切れる、全ての力を出し切ったな、と
自信を持って言えるライブになりました。
本編を終えて、ステージ袖から眺めていた
アンコールの語りからの島爺さんの弾き語り。
そこにいた島爺さんの背中は、
2年前より段違いに
大きくて頼もしいものになっていました。
今回のツアーを迎えるにあたり、
僕の中でテーマとして決めて望んだのが
「自分のやりたい事をやりたいだけやってみよう」
という事。
すべては島爺さんの人徳がなせる技だと思うのですが、
幸いにもこのチームはとても自由度と
それを受け入れるだけの包容力がありまして。
こんな環境で自分が思う存分やらないという事は、
覚悟を持って人生をかけて好きでやってる音楽を
適当にあしらってしまう、という事。
と思っていざツアーを始めてみたら、
アンコールでの島爺さんの話が
本当に共感できる話で。
内容はこの素晴らしい公式のライブレポを
読んで頂ければ、と思います。
今回、バンドメンバーはじめ、
チーム島爺のみんなが本当に同じ方向を向いていて、
類は友を呼ぶ、とはホントにその通りだな、と。
ベースを弾くのってめっちゃ楽しいなー、
とまるで中学生の頃の初期衝動が蘇ってくる、
そんな感覚でベースを弾きとおせた事が
とっても幸せでした。
バンマス的な取り組みとしては
今回は数曲、ライブでの同期データを
1から作成させてもらいました。
ボカロPさんたちはみんな、
わが子を産み出すように1曲入魂で
作家活動をされてると思うので、
0から1を生み出す大変さへのリスペクトを第一に、
という考えがありまして。
パラメタでは再現性にこだわってみたり、
悪魔の踊り方では僕が大好きな
ヒップホップっぽい要素を取り入れてみたりと、
ホントに好き勝手やらせてもらいました。
その結果、ライブ中のMCやオフステージでも
お孫さん達から「ありがとう」
という言葉を頂きましたが、
ほんとこちらこそ好き勝手やらせてもらって
ありがとうございます、
という感じなので、これはみんな得しかない、
というスーパーポジティブな状況が生まれまして、
やりがいを感じまくれました、
本当にありがとうございます。
そして今回、コロコロコミック信者真っ盛り、
爆釣大好きな小学5年生の長男が
始めて親の付き添いなして単独でライブに来る、
というチャレンジがありまして。
「爆釣、ブリキ、エイリアン、アヴァターラが神だった」
というありがたい感想を頂きまして(笑)、
父としての生き様の背中も見せれたんじゃないか、
と思ってます。
そんなこんなでステージ、バックステージ、客席、
本当に一体となって素晴らしいモチベーションで
みんなでこのツアーをやり切った結果、
ベーシストとして、バンマスとして、人として、
それぞれ成長できた部分と、
もっとこうしたいと思った部分と、
色んな事を経験させてもらった素晴らしいツアーでした。
みなさん、ありがとうございました!
さて、一体どこに需要があって誰が興味あんねん、
という感じですが、
「MIYAさんのセッティング参考にしてます」
という意見をごくたまに耳にするので(笑)
セットリストを基にして備忘録的に
足元のセッティングの話でも。
基本的に足元は昨年年始に新調してから、
大きな変化はないです。
まず、ここ数年はライブでのD.I,と言えば
TCDのBass D.I.一択。
このD.I,にしてから、
PAさんに「ベースのライン、めっちゃいい音っすね!」
と言われる割合がほぼ10割。
ライブでFOHのスピーカーから再生される、
ローミッドあたりのコシの部分はホントに一級品、
この子無しでは無理な身体になってしまいました…
で、島爺さんのサウンド感だと、
ゲインは1.5くらいにして、
プレーンの状態で若干歪んでる感じがいいかな、と。
そして、そのままだとローの肉付きのあたりが
若干もの足りないので、B3のグライコで
50Hz、120Hzを若干ブーストさせてます。
なので、基本B3はかけっぱなしです。
セットリストを見返すと、
プレーンで弾いてるのは数曲のみ、
半分以上はSansAmpをかけてます。
サンズはホントにシンプルに「ロック」な音になるので、
高校生の頃からずっと愛用してます。
ちなみに数年前に出たミッドも調節できる現行品ではなく、
ベースとトレブルのみの旧式をずっと使ってます。
そしてピック弾きの時は、
Voodoo-Bassを使ってる率が高いですね。
Voodooと言えば亀田さん、
亀田さんと言えばグリッサンドのニュアンスの素晴らしさ、
という事で、ピック弾きの時にVoodooを使うと
グリッサンド時の各音がとってもスムーズに密着してくれて、
ウネりがとても表現しやすいです。
後はブリキでボカロ曲っぽい
8bit的なシンベの音を出す為に、
Future Impact Iを使ってます。
シンベってほんとにいろんな機種を試しましたが、
反応が意図しない感じになる機種が多い中、
これは、ホントに弾きたい感じのままで
音楽的に再生してくれるので
AKAIのDeep Impactを超えの名機だな、
と思ってます。
そして世余威の2Aでワブルベースっぽい感じを弾く為に
Source Audioのフィルター、SA223 Manta Bass Filterと
Hot Hand 3を使ってます。
これは普通の曲では中々使う機会がないので、
ここぞとばかりに使えて地味にテンション上ります(笑)
B3はホントに秀逸なマルチで、
世余威とスカイデアンでスラップ用にエキサイターを、
悪魔の冒頭の曲つなぎ部分でディレイを、
サンズリバーでオクターバーを、
ラスト2曲で単純に音量5%上げを、
とホントに色々かゆい所に手が届いて、
超スーパー便利です。
B3と言えば後継機種のB3nがリリースされて久しいですね。
リリース当初の2017年8月、一瞬B3nを導入したものの
当時PCで操作できるエディターの機能が残念すぎて
出音はB3nの方が良かったのですが、
結局本格導入は見送り。
最近改めてZOOMのHPをチェックしてみると、
エディターの機能が大幅に改善されてるようなので、
近々B3nに更新する予定です。
そして最後にチューナーですが、
SONIC RESEARCHのST-300MINIを使ってます。
世余威が半音下げチューニングで、
インターネットがレギュラー。
なので、曲間のドラムのつなぎの16小節、
時間にすると18秒ちょっとで
チューニングをレギュラーにしないといけない感じですが、
このチューナーは精度も反応もピカいちなので、
若干の焦りはありつつも(笑)、
事故なく余裕で間に合います。
この辺の信頼性は、地味に大事な部分だな、
と思ってます。
以上、島爺さんの世界を
ベースでなるべく素敵に表現できるようにと、
諸々音作りも試行錯誤出来て楽しかったです。
そして次は若干空きますが、追加公演の沖縄!
もう楽しみな要素しかないと思うので、
存分にベースを弾きちぎりたいと思います!!