以前からかなり気になっていた、新兵器を買ってみました。
SONUUSのB2Mです。
ベースからのオーディオの信号を、コイツがMIDIに変換してくれて、
ベースを弾いてMIDI音源を鳴らせる、という夢のようなマシンです。
まずは、ドキドキワクワクしながらハコから出してみます。
大きさは、結構ちっちゃいです、
タバコの箱を分厚くしたくらいの感じでしょうか。
片方の側面には、ベースのインプットと、
ピッチをクロマチックにするかどうかのスイッチ。
ピアノとかオルガンとかの音色の時は、コレをオンにした方がいいです、
逆にシンベの音色とかは、オフにしてる方が生楽器独特の
ビブラートが出来るので、いいですね。
そしてなぜか一際輝く、携帯用などのストラップを通せる穴、
携帯感覚で持ち歩いてほしい、
という開発者からの謎のメッセージがビンビン伝わってきます…。
ちなみに説明書には、「手首に付けたり、首から提げたり、
両手が使えるように工夫してお使い下さい。」とありました。
え?普通に地面とか台、エフェクターボードに置いたら、
なんの問題もないやんと思うんですが、まあ、良しとします。
で、逆の側面がMIDI OUTとオーディオ信号のTHRUジャック。
THRUとは言ってますが、明らかにコレ経由のオーディオ信号のベース音を聴くと、
音ヤセしてます…。
なので、普通のベースの音と両刀で使いたい場合は、
ベース本体からD.I.までの間に挟みこむのではなく、
何かしらどっかでベース信号をパラで出して、
こいつはこいつで、単独で使った方がいいですね。
そして、裏面には9V電池入れがあります。
ACアダプタ等では動かず、電池駆動のみ、
大体60時間くらいまでなら、電池が持つそうです。
筐体のプラスチックのさわり心地は、初代ゲームボーイ的な感じ、
軽すぎてちょっと不安になるくらい、
基本めちゃくちゃ軽いです。
ここまでの文章だと、何かいい事ひとつもないみたいっぽいですが、
実際、見た目は正直安っぽいです…。
まあ、見た目より中身が大事だ、という事で、
早速、ベース側にはジャズベを、MIDI側はmicroKORG君を繋いで弾いてみました。
モノボイス対応なので、もちろん和音は弾けませんが、
出音の反応はかなりいいっす、レイテンシーも全然許容範囲内でした。
逆に感度が良すぎて、エレキベース特有のミュート音や
ちょっとしたフレットノイズでも反応して、弾き方とフレーズを選ぶ感じなので、
コレ用にベースをカスタマイズしてやって、弾き方にも慣れれば、
相当いい感じで弾けるんじゃないかと思います。
実際、KORG君のブリブリなシンセベースの音とかは、
音色シンセやけど、ニュアンス生ベース、みたいなオモろい感じになったので、
使い方次第では、相当オモろい事が出来そうです。
この動画では、使い方が結構微妙ですが、
鳴っているのは、すべてMIDI音源な訳で、
TrilogyやTrilianとかのソフトシンセをコレで鳴らせば、
かなりいい感じになりそうですね。
近々、色々試したやつを出来たらアップしてみたいと思います~。